Androidエミュレーターとは?

Androidエミュレーターとは、パソコン上に仮想のAndroid OSを入れて、パソコンでAndroid端末が使用できるソフトです。簡単に言うとAndroidアプリをパソコンで使うことができます。
すなわちパソコンでスマホゲームができるという事になります。主にアプリはゲームを主体とした開発元が多いです。
Androidエミュレーターは違法?注意点
Androidエミュレーターの開発元は、Googleではなく企業または個人が、勝手に出している非公式のソフトです。ですが、Android自体がオープンソースなので、Androidエミュレーターの違法性はありません。
Google公式のAndroidアプリ開発環境でも、Androidエミュレーターが提供されています。
※Androidエミュレーターを使用する注意ポイントは以下を参照。
利用規約違反になる可能性がある
Androidエミュレーターに違法性はないですが、アプリによっては「規約違反」としているアプリがあります。
一部のエミュレーターには操作の自動化、パケット関連のツールがあり、アプリを不正利用される危険性があるためです。Androidエミュレーターを利用する際には、アプリの利用規約に違反していないか必ず確認しましょう。
ライブ配信、SNSサイトに動画をアップする場合には著作権に注意!
Androidエミュレーターを利用し、「YouTube等でゲーム配信をしたい」という方もおられると思います。
アプリによっては映像・音楽の配信はNGとしているアプリもありますので著作権には注意しましょう。
エミュレーターの利用は自己責任
Androidエミュレーターを利用して不具合が生じた場合は、Googleもアプリ運営会社も基本的に対応してくれませんので自己責任で利用しましょう。
オススメのAndroidエミュレーター
LDPlayer

XUANZHI INTERNATIONALが開発・運営するLDPlayerは、本社が上海であり全世界で約2.7億インストールされている人気のAndroidエミュレーターです。
Androidのバージョン 7.1.2
対応OS:WindowsXP SP3 / Win7 / Win8 / Win8.1 / Win10
【必要動作環境】
x86/x86_64プロセッサー(IntelまたはAMD CPU)
Windows DirectX 11 / OpenGL 2.0を備えたグラフィックドライバー
最低4GBのシステムメモリ (RAM)
最低36GBのハードディスク空き容量
CPU仮想化機能(Intel VT-x / AMD-V)はBIOSで有効にする必要があります。
MEMU PLAY

MEmuは最も軽いAndroidエミュレータの印象があります。Microvirt Software Technology CO。LTDによって最初にリリースされました。スマホゲームやアプリをPCでプレイできますが不具合が生じるアプリも確認しています。
Androidのバージョン 4.4.4 5.1.1(デフォルト)7.1
対応OS:WindowsXP SP3 / Win7 / Win8 / Win8.1 / Win10
【必要動作環境】
x86/x86_64プロセッサー (IntelまたはAMD CPU)
Windows DirectX 11 / OpenGL 2.0を備えたグラフィックドライバー
CPU仮想化機能(Intel VT-x / AMD-V)はBIOSで有効にする必要があります。
最低2GBのシステムメモリ
最低2GBのハードディスク空き容量
NoxPlayer

知名度と人気の高いAndroidエミュレーターです。
中国・香港に構えるノックスデジタルエンターテインメントという香港の法人が開発・運営をしています。
Androidのバージョン 7.1.2
対応OS:WindowsXP SP3 / Win7 / Win8 / Win8.1 / Win10
【必要動作環境】
OS: Microsoft Windows 7以上
プロセッサ: Intel Pentium G5600以上、AMD athlon X4 880K以上
RAM: RAM 4GB以上(ディスク容量ではありません)
HDD: 10GB以上のディスク容量
PCの管理者である必要があります
グラフィックドライバー: Opengl+ 3.2以上(※Opengl+バージョンが3.1もしくはそれ以下の環境でNoxPlayerをご利用の場合は、グラフィックスモードをDirectXへ変更
BlueStacks

Bluestack Systems, Inc.というアメリカの法人が開発・運営していて知名度と人気があります。
快適なゲームプレイを実現、安全性の高いWindows/Mac用のモバイルゲームプラットフォーム!
Android 9に対応したβ版も配信されています。
Androidのバージョン 7.0(32bit/64bit) 9.0(64bit)
【対応OS】
Windows7以降(Windows11対応)
Mac OS Sierra(10.12), High Sierra (10.13) and Mojave(10.14)
【必要動作環境】Windows
プロセッサ: Intel あるいは AMDプロセッサ
RAM: RAM 2GB以上(ディスク容量ではありません)
HDD: 5GB以上のディスク容量
PCの管理者である必要があります
Microsoftあるいはチップセットベンダーから提供されている最新のグラフィックドライバ
【必要動作環境】Mac OS
RAM: 4GBのRAM
HDD: 4GBのディスクスペース
使用するコンピューターの管理者であること
製造元の最新のグラフィックドライバを使用していること
Macのアプリストアが最新版にアップデートされていること
グラフィックカードの製造元のウェブサイトから、最新版のグラフィックドライバに更新が必要な場合もあり
エミュレーターの安全性
一番気になる部分は、安全性だと思われます。安全かどうかといったら微妙ではあります。
Androidエミュレーターは、得体の知れない企業や個人が開発したものです。
そのため、「Androidエミュレーターは100%安全です!」と言いきる事はできません。
ですが、それは一般的なパソコンソフトやスマホアプリでも当てはまることなので気にだしたらきりがありません。
それでも気になる方は?
※あくまでも、自己責任で利用する事をお忘れなく。
▼ エミュレーターの軽さ
PC上で使う上で、軽さも重要となります。
Androidエミュレーターを快適に動かすには、パソコンに高いスペックが求められます。
実際に利用しプレイしたエミュレーターで「NoxPlayer」 「MEmu」 「BlueStacks」「LDPlayer」は、軽い印象でした。また軽いと評判です。
▼ PCでスマホゲームをするメリット
▼ PCでスマホゲームをするデメリット
※スマホアプリは、スマホで動くように設計されているので不具合が出る場合があります。
- アプリが起動できない
- プレイ中に落ちる
- ボタン操作がうまくいかないなど
不具合が出る場合は設定の見直しや他のエミュレーターを試してみるしかないでしょう。それでもダメな場合もあります。
まとめ
WindowsやMacのパソコン上でandroid OSを起動できるエミュレータを使えば、「PCの大画面」でデータ通信量も気にせずゲームができます。
エミュレータとアプリの相性もあり、うまく動作しないこともありますが、ゲームによってはスマホ以上に快適にプレイできることもあります。
Androidエミュレーターを使うこと自体は違法ではありません。
しかし非公式のソフトであり、Googleやアプリ運営のサポート対象外である他、アプリによってはAndroidエミュレーターの使用を規約違反としているものもあります。
動かせるAndroidのバージョンが古かったり、快適に動かすにはパソコンのスペックが高い物を求められたりと欠点も多々あります。
使用は自己責任ですが無料ですので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?
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